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DDFFのネタバレがありますので観覧の際はお気をつけください
02 . May
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11 . October

サークル名があまりにもダサかったので変更しました。たいした問題じゃない。
だがちょっと自分の中でひっかかる。そんな事ってあるよね。
自己満足。

(変更前)だぶいん。→(変更後)Obelisk

になりました!
宜しくお願いいたします。
http://www.youyou.co.jp/only/ff/event.html
のFF大阪オンリーに委託で参加します。
新刊はきっと出るはずです。ちょっと本気だして頑張ります。
吸血鬼WOLフリオニールで WOLさんが神父でフリオニールが吸血鬼の
パロです。
きっと健全だとおもいます。たぶん・・・・
現地に行きたかったのですが・・・。委託でもいいので参加しようと思い今回はそうしました。
原稿のりんねだー!
04_only.jpg










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吸血鬼パロをやってみた!
どうもこんにちは。kefkaです。
私は、吸血鬼パロがどんなものか、詳しくは存じ上げません。ですから、想像して書いてみました。くろろ様の今後の活動の糧になれば、これ幸いなことはございません。

昔々、吸血鬼は、本当に存在していました。満月の夜の街を飛び回り、人間の生き血を吸うのです。
え?吸血鬼はどこから生まれてくるかって?答えは簡単。人の心の奥底から、使い古された古い器物から、吸血鬼は生まれてくるのです。
吸血鬼にとって、天敵である神父を一人で捕らえ、その生き血をすすることは、一人前の証となりました。
ここに、それを夢見る吸血鬼がまた一人・・・

「おこんばんわ~!!」
さんさんと、満月の冷たい光が窓から入り、辺りを照らす。フリオニールは能天気な声にたたき起こされ、ガバと棺おけから跳ね起きた。
「ケフカおじさん、お、おこんばんわ・・・」
「う~む、声が足りないが、良しとしよう。それと、私のことは叔父上様と呼びなさい」
「え、えと・・・はい分かりました、叔父上様?」
「やっぱ、おじさんでいいわ」
「は、え・・・?」
「いや、叔父上様だな」
「・・・」
「いいや、なんでもない。僕チンは先に{狩り}に行ってるよ。ガーランドに挨拶しておきなさい!」
そう言うと、ケフカはぴょンぴょン跳ねながら、部屋の暗がりへと消えていった。
「ふぁ・・・」
軽くあくびをしながら立ち上がり、白く輝く満月を見る。フリオニールは、{狩り}の前に必ず月を見ることにしていた。そうすれば、心が落ち着くからだ。{狩り}は妙に緊張する、それでいて楽しいものだ。
人が動物を狩るように、自分もまた、人を狩る。人が血を吸うときに上げる悲鳴や、涙目になって許しを請う姿は、フリオニールの奥底にある黒い心を心地よくくすぐってくれる。
「あら、フリオニール。起きてたのですか」
背後からの声に、慌てて後ろを振り向く。
「アルティミシア姉さん、こ、こんばんわ」
「こんばんわ。今日は神父を仕留められるといいですね」
先ほど現れたケフカは、人々の狂気から生まれた者。アルティミシアは、貪欲な心から生まれた者だ。二人はとうに一人前の吸血鬼である。
「ガーランドに挨拶するのを忘れずにね」
「はい!」
ガーランドは、長年にわたって、幾多の争いで沢山の血を吸ってきた古い剣が、次第に己の意思を持ち、やがて吸血として形を成した者だ。一番の年上のため、この家の家長を務めている。
アルティミシアにお辞儀をして見送ると、フリオニールは早足で大広間へと向かった。
その間に、沢山の吸血鬼と出会う。
まず現れたのはクジャだ。彼は人々の傲慢さから生まれた者。
その次はセフィロス。人に恋をしたとかで、三年間、地下牢に閉じ込められていた。こちらは独占欲の化身。
暗闇の雲。怠慢の化身。この家で最強と謳われているが、本当かどうかは不明である。
マティウス。彼は支配欲の化身。あわよくば家長の座を奪おうとする、策略家である。
エクスデス。古い鎧を着たもの達の、様々な邪心が集まり、やがてそれが形を成した者。青い鎧の中は空洞で、声も虚ろである。『無』と呼ばれる、なぞの空間について研究している科学者でもある。
これが、この家に住む、吸血鬼たちだ。フリオニール以外、皆、一人前である。
さて、フリオニールは何の化身か?
答えは、様々な武器に篭った怨念が集まった、いわば、複数の武器の集合体である。
攻撃の際には、体の一部が武器に変形するという、かなり珍しい能力を身に着けていた。
「父上、本日もご機嫌麗しゅう!」
「フリオニールか。いい加減、お前だけだぞ、神父を仕留められていないのは。嘆かわしい・・・」
「・・・すみません」
「今日こそは何としてでも仕留めるんだぞ」
「はい」
フリオニールの背中に、ずしりと重いものが乗っかる。うつむきながら大広間を出ると、フリオニールは中庭に向かった。背中のスーツを破って、黒い、こうもりの様な羽が飛び出ると、一、二回羽ばたくと、フリオニールはそのままを廊下を飛んでいく。
やがて中庭にでた。フリオニールは、今度は力強く羽ばたき、黒い空へと向かって飛んでいった。
kefkaさん / 2010/10/12(Tue) / 編集
無題
「いてて・・・」
「大丈夫か?」
起き上がってみると、後頭部に激痛が走った。聞きなれぬ声に、思わずそちらを見る。
そこには、やたらと体格のいい、長い銀髪を胸辺りまでたらした男がいた。首にかけられた、十字架の首飾りとその服装から、その男が神父だと分かった。
フリオニールは、自分が寝ていた質素なベッドの上で体勢を立て直すと、右手を斧に変形させ、それを男に突きつけた。
「な、何をした!」
「何もしていないが?」
あっさり返事を返されてしまった。
だが、ここは冷静に事態を把握してみようと、動揺する心を落ち着けるフリオニール。
自分はベッドにいて、あいつは神父で、神父の血を吸えば一人前で・・・。
「死ねぇ!」
フリオニールが斧の右手を振り上げると、それよりも早く、目の前の男のゲンコツがフリオニールの頭に直撃する。
「いって・・・!」
ごすっと鈍い音がした。
「君は、一度では懲りないようだな」
「くっそー(そう言えば、こいつを町で見つけて襲ったとき、こんな風に殴られて・・・俺、気絶したのか?)」
あまりの痛さに、若干涙目になるフリオニールに、マグが差し出された。マグには、良い香りのする紅茶がなみなみ注がれていた。
「・・・?」
「飲みたまえ。今ぐらいの時期は体が冷える」
「い、いらない!」
すると、目の前の男はすごんだ顔でマグを突き出し、言った。
「飲め」
しばしの沈黙。その間も男はフリオニールを睨みつけるものだから、渋々マグを受け取り、中身をほんの一口だけ飲んだ。
すると、男はふっと微笑み、フリオニールの頬を優しくなでる。
フリオニールは乱暴にその手を払いのけた。
「な、何すんだ!」
「頬を撫でただけだ」
「さわんなよ!俺は、吸血鬼のフリオニール、カオス吸血鬼一家のフリオニールだ!」
声を荒げ、脅すように叫んでみたものの、相手は怯むそぶりを少しも見せず、片眉の尻をあげ、逆に問うてきた。
「カオス吸血鬼一家と言えば、残忍で、かなり強いことで有名だったな。だが、君はとても残忍そうには見えない」
「う、うるさい!」
そう言ったものの、フリオニールにははっきりとした自覚があった。
この前の満月のとき、運よく神父を見つけたが、神父は吸血鬼とは気付かず、フリオニールを教会まで連れて行き、一晩中泣き続ける孤児の赤ん坊の世話をさせられた。
本当は、子守のときに血を吸っても良かったのだが、なんとなく気が進まず、結局失敗に終わってしまった、と言うなんとも苦い経験だ。
それでもフリオニールは強がって、もう一度飛び掛る。
「うがぁ!」
ごすん!また殴り伏せられてしまった。
「私は、ライトという名だ。さて、もうすぐ夜明けだが、君は家に帰るか?それとも、泊まっていくか?」
「え!?」
フリオニールが痛みが走る後頭部を押さえ、ツギハギだらけのカーテンがついた窓を見ると、成る程、空が白み始めている。
「嘘だろ・・・」
吸血鬼は朝の光に当たると、砂になり、土に還る。故に、日の光が一切差さない棺おけにその身を隠すのだ。
「どうする?」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「答えぬなら、追い出すぞ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「そうか、では・・・」
「わ、わかった!・・・と、泊まる」
「・・・よく聞こえなかったのだが?すまない、もう一度いってくれ」
わざっとぽくライトが言った。
「・・・だ、だから、泊まる。お前の家に泊まる!」
吐き捨てるようにフリオニールが言うと、ライトは再び、ふっと微笑んだ。
「そうか、よろしくたのむ」
嬉しそうに頭を撫でる、ライトの手に、フリオニールは何か熱いものを感じた。
(な、何だよ!絶対顔赤くなってるよ!くそ、恥ずかしくなんか無い!俺は、誇り高いカオス吸血鬼一家だ!見てろ、隙を突いて絶対、血を吸ってやる!)
フリにールは知らなかった。顔が赤く染まった理由が、羞恥ではなく、近いようで、まったく違う感情であることを。
kefkaさん / 2010/10/12(Tue) / 編集
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